農業共済制度

Agricultural mutual aid system

NOSAI東京の農業共済制度について

NOSAI東京(東京都農業共済組合)の農業共済制度についてのご案内。

農業共済制度について定めている農業保険法は、昭和22年12月15日(法律第百八十五号)に制定されました。
農業保険法の第1条には、制度が作られた目的を「農業者が不慮の事故によって受けることのある損失を補填(ほてん)して農業経営の安定を図り、農業生産力の発展に資することを目的とする」としています。
農業保険制度は、国の災害対策として実施される公的保険制度であり、農家が掛金を出し合って共同準備財産をつくり、災害が発生したときに共済金の支払いを受けて農業経営を守る、農家の相互扶助を基本とした「共済保険」の制度です。

農業共済の特色

補償対象の事故は原則としてすべての自然災害となっています。

農作物にとって最も災害を受けやすいのは、風水害、干害、冷害など気象上の原因によるものですので、これらのすべてが対象になっています。
このほか病虫害、鳥獣害や火災も補償対象としたオールリスクの保険です。
家畜については死亡・廃用・病気・けがが対象です。

共済掛金や運営経費の一部を国が負担しています。

国の災害対策の一つとして、法律によって守られ運営されている営利を目的としない政策保険です。
農家が負担する掛金の約2分の1を国が負担します。

損害防止事業を積極的に実施しています。

農業災害に対する損失の補てんという本来的な機能のほかに、水稲や家畜の損害防止事業などをとおして、地域の農業振興に寄与しています。

共済事業の種類

実施事業 対象品目
農作物共済 水稲・陸稲・稲
家畜共済 牛・馬・豚
果樹共済 なし(日本なし・西洋なし)
園芸施設共済 ガラス温室・プラスチックハウス・雨よけ・ネットハウス
建物共済 建物(その建物に収容されている家具及び農機具を含む)

加入から支払まで

農業共済制度 加入から支払まで1
農業共済制度 加入から支払まで2

掛金と共済金の流れ

農業共済制度 掛金と共済金の流れ